2020/06/30

ブレイデッドリーダー規格を追加

ブレイデッドリーダーMOに

ティップの太さが選択できる様になります。


今までのリーダーMOに繋ぐティペットは

5xの細い物を使う様にデザインしておりましたが


新しく3xティペットが使えるテーパーデザインを

追加しました。


2020/06/29

シルクラインの再生5

ここまでの様子はこちらです⬇︎



樹脂を含浸させたラインは

現在硬化(重合)待ちです。


中まで硬化するには

2週間ほどの時間を要します。



今朝玄関で出会った甲虫


体長1㎝ほどのチビクワガタ

もしくはマメクワガタ

特徴が微妙すぎてわからない(笑)

2020/06/28

シルクラインの再生4

前回まではこちら⤵︎


シルクラインを洗浄して

きれいに樹脂を落とした後は

新しく樹脂をコーティングします。


まずは

樹脂を繊維の奥まで含浸させます。



そして

余分な樹脂を落とします。




2020/06/27

樹脂の元

シルクラインは

絹繊維と樹脂によってできている。


樹脂については

できるだけ当時の品質に

近づけたいと考えております。


そのレシピについて当時のデーターを知っているわけではなく

全て想像から作り上げています。



そんな素材の一つが届きました。

自分一人の知識や努力だけでは

どうにもならない物。


協力していただける方がいることに

ただただ感謝しております。

2020/06/26

シルクラインの再生3

前回はこちら⤵︎

どんなシルクラインでも再生は可能ですが

釣りに使うには繊維が劣化していないことが大事です。


釣りで使用した後に十分乾燥させて

丁寧に使われたラインは繊維の強度も十分

樹脂を塗り直して再生ができます。



2020/06/25

シルクライン洗いの工程③

乾いたラインは糊が利いた様にゴワゴワバリバリに(←英語翻訳できるのかな??)



絹繊維一本一本に付いていたセリシンが

熱湯で煮込むと溶け出し

繊維どうしを繋ぐので乾燥後のラインは

硬くなります。


十分に乾燥させたラインの重量を測ります。

精錬後は何割か重量が軽くなっています。

経験ではー10%からー15%くらいが良いと思っています。


絹糸はセリシンを落としすぎると

見た目はきれいになりますが

それとともに引っ張り強度が低下してしまいます。


精錬不足だとしなやかさが出ず

ゴワゴワが残ってしまいます。



2020/06/24

シルクライン洗いの工程②

昨日の工程の続き



大きな鍋に水と洗浄剤を添加して沸騰させて

絹紐を投入します。


煮込んでいくとセリシンが溶け出します。

上の画像は溶け出したセリシンの塊です。

コレを原料に使った化粧品が販売されている様です。


さらさらとした手触りが肌に良さそう(笑)


精錬工程を終えた絹紐です



精錬工程後は十分に乾燥させます。



2020/06/23

シルクライン洗いの工程①

本日は

編み組みの上がった絹紐(シルクライン)の洗い工程

絹糸はフィブロインセリシンというタンパク質から構成されており

精錬(洗い)で汚れとセリシンを洗い流します。



セリシンはある程度残す様にしてます。

セリシンは膠の様な物なので

とりすぎるとシルクラインになった時の

ひっぱり強度が低くなってしまう。


コレは経験から得た持論です。


製錬工程の前に重量を測ります。

2020/06/22

シルクラインの再生2

再生のためには

まず洗浄を行います。


どんな物でもそうなのですが

まずは汚れを落とします。


シルクラインの場合は

絹紐に塗り付けられている樹脂も

一緒に洗い流します。


元々は淡いグリーンでしたが

経年変化により黄色になっています。


繊維の奥まで染み込んだ樹脂の色が

影響しているかもしれません。


2020/06/21

シルクラインの再生1

シルク製フライラインは

樹脂を再度コーティングする事で

新品のように戻ります。


今回のラインは

私が試し振り会やフィールドで使い込んだシルクライン

DT#3.5std(15メートル)です。


コーティングの前に

洗浄を行って樹脂や汚れなどを取り除きます。


2020/06/20

偏光レンズ

釣りをされる方なら良くご存知

水面のギラツキ(光の乱反射)を整えて

水中まで視界を良好にする

目に優しい必需品

釣りをされる方なら良くご存知の

偏光レンズ


今回はスマホ用です。


以前、なんとなく入った百円均一店

スマホ関連コーナーを見ていたらこれを発見


スマートホンのレンズ部分にクリップで挟むタイプ

のスマホレンズ


釣れた魚の撮影に使えるかも?と思い

買ってみました。


そして

先日の釣行で撮ってみたのがコレです


この画像だけみても

あまりわからないと思いますので

偏光レンズ無しの撮影がこちら


二つの画像を見比べると

わかりやすいですね


皆さんもいかがでしょうか

2020/06/19

釣りの途中で

上流に向かってポイントが続く

水面を流したシルクラインをピックアップ

そしてキャスト

幾度となく繰り返していると

ピックアップするシルクラインが

重たく軽快性が落ちてくる。


そんな時はグリスアップのタイミング


ラインテーパーからティップにグリスを塗布する。



またしばらく釣りを楽しむと

一服の時間。



大きな一枚岩があれば

リールからシルクラインを引き出して

ライン乾燥の時間


少し体を休ませ

シルクラインも休ませる。

2020/06/18

使った後のシルクライン

1日の釣りを終えて家路に就く

帰宅後直ぐ道具を片付けます。


使用したシルクラインは

リールから引き出して

乾燥させます。


この日はハンガーにかけるのが

面倒臭かったので

カーペットの上に放紐


次の日

嫁様よりも早起きして

シルクラインを片付ける

嫁様に発見される前に片付ける(笑)



2020/06/17

久しぶりの釣行(その4)

川に入ってる時だけは何も考えず穏やかです。



さて釣行記もそろそろ山場


午前中の満足感から次なる大物を釣りたいと欲を出し


ライズを求めて大きなプールへ移動


期待は高なります。



イブニングタイムまでまだしばらく時間があったので


目星をつけたプールの下流部も少し釣ってみることに



ポツポツとライズが見えますが


小さい魚はオイカワなのか、それともカワムツ?


フライを投げてみましたが、針掛かりしない位の小物です(汗



その後もしばらく待ってみましたが


大物のライズはない



ゴールデンタイムも近くなり本命ポイントへ向かう。


ポイントまでの小さな瀬を叩きながら上がって行くと


なんてことのない流れだしでドリフトするフライの下を


ギラッと反転する魚が見えた。



薄明かりの下でサイズが分からなかったが


もう一度丁寧に流してみようと思い


フライからティペットそしてリーダーまで


フロータントを丁寧に塗付け準備を整える。



ポジションを取り直してギラットポイントにフライをキャスト!



ピシャ!小さくライズした魚はしっかりとフライを咥えた!


反転した魚はフッキングの違和感を感じ走り出した!


竿を大きく曲げ、瀬の中を走り回り


下流へ降ろうとするところを


強引に上流に方向を変えて


ネットイン!





素晴らしいプロポーションの山女

2020/06/16

久しぶりの釣行(その3)

午前中の釣りは

数こそ釣れなかったが

良型のヤマメとイワナが釣れてくれたおかげで

かなり満足したものになった。


涼しいところで昼食を取ろうと

標高のある場所まで車を走らせた。


コンビニのランチメニューを食す。


何処か食事のできる店に入ろうかと探してみたが

緊急事態宣言が解除後間もないので

少し遠慮して

ランチメニューはコンビニ弁当


夕方の釣りまでは

鳥の泣き声を聴きながら

のんびり昼寝...zzz



もう少し続きますw

2020/06/15

久しぶりの釣行(その2)

昨日の釣行記では

1匹目のキレイなヤマメが釣れたところまででしたが
 ↑
2匹目はあるの?

今日はその続きです


夜明けに入ったポイントでは

沈黙で終わり

移動後のポイントで良いヤマメが釣れた。


午前中に幸先良く1匹目が釣れる

それも満足できる魚が釣れるとホッと一安心であります。


早いうちに魚が釣れると

キャスティングもポイントへのアプローチも

俄然丁寧になる

気持ちに余裕ができるんだと思う。


1匹目のヤマメに

撮影会に付き合ってもラッタ後は

優しくリリース

元気に川に帰って行きました。


ネットの水気を落とし

フライを水で洗い

フロータントをヌリヌリ

ティペットとリーダーにも

グリスを塗り込み

そして

シルクラインもグリスアップ!


その後

魚からの反応も薄く

周りの景色を撮影しながら

しばらく吊り上がっていくと

時間は間も無く昼

そろそろ脱渓のタイミングでフライを加えたのが

こちら


深場から元気よく飛び出し

心地よく竿を曲げてくれたイワナ

この時のフライは

 
#16フックに巻いたスタンダードフライ


まだ続きます(^^;

2020/06/14

久しぶりの釣行(その1)

6月に入り、梅雨入り直後

約2ヶ月の自粛期間を得ての釣行。

余りにも長い間休んでいたので

まるで解禁を迎えたような気分です(笑)


自粛が解除されたといっても

まだまだお気楽に遠征という訳には行きませんので

行き先は居住県内の渓流となりました。


そして今回は

いつも同行してくれる下村氏の案内による

お気楽な釣りであります(汗



梅雨に入ったとは言っても

まだまだ降水量が少なく

川は渇水状態ではありますが

久しぶりの釣りに気持ちがたかぶり

期待が膨らみます。



さて

釣りの様子ですが

最初に結んだフライは

コレ


クイルウイングをデバイデッドで巻いた

グリフィスナット


しかし

夜通しの車移動で疲れた目に

光量の少ない早朝の曇り空の下では

たとえ5メートル先の水面に落としたフライですら

白泡と判別がつかないほど見え辛く

早々にフライ交換であります(泣


2番手に選んだのは

コレ


老眼に優しい

ライトケイヒルの#14

おお〜、良く見えますよ!!


ポイントに

ドンドンとフライを打ち込み

本日最初にフライを加えたのが


体高にあるヤマメ


続きますw

2020/06/13

釣りの翌日は

久々の釣行でしたので

予想はしていたが足腰の筋肉痛であります。


疲労で気怠い今日は

いつもよりスローペースで

釣具の片付けとメールチェック


シルクラインは

昨夜のうちに絨毯の上に広げておいた。


翌日、しっかり乾燥したシルクラインは

嫁様に見つからないうちに

リールに巻きとっておいた(笑)

2020/06/12

やっぱり渓流は楽しい



久しぶりの渓流釣行

1日ゆっくり楽しんできました。


その様子は

後日あらためて投稿いたします。

それではまた!

2020/06/11

モチベーション上がります

新しいグッズを手に入れると

俄然やる気が出るもんで(^^;


ツールスタンドをバックに

フライが巻きたくなる

巻きたくなる



2020/06/10

いいねぇ!


本日、関西地方も

梅雨入りいたしました☔️


梅雨の雨とは行っても

今日はスコールのような雨に驚きました。


今年はシトシト雨ではなく

雨量が多い梅雨になるとか…
(シトシト雨なら釣行に行けますが…)


今日の雨のおかげで

家庭菜園の水やりはしなくて良かったので

雨もありがたいものです(笑)


今日ポンタさんから

ツールスタンドが届きました!

ありがとうございます。


めっちゃいい〜!!

かなりテンションが上がりました!!

今までタイイングツールは小箱に雑然と入れていて

ツールを取り出すときは箱の中をガチャガチャと

かき回して探してましたが

これでキレイに整頓できて一目瞭然!


タイイングするのが楽しみになります。




2020/06/09

梅雨が来る

私の住む地域に

間も無く梅雨がやって来る。



いつ釣りに出かけるか、、、



梅雨の前行くか


水が増えて活性の上がる頃を見計ってみるか


悩みますな(^^;




2020/06/08

スタンダードフライとパラシュートフライのセッティング

昨日の投稿では

スタンダードフライを使うためのセッティングを

書いておりましたが


空気抵抗大きなフライ=スタンダードフライ(トラディショナル)に

対して

空気抵抗の少ないフライ=パラシュートパターン、カディスパターン

の場合

リーダーやティペットの全長は長くします。


ヤノシルクラインの場合

リーダー7ft6in、ティペット10ft


これくらいの長さを基準にしてセッティングを煮詰めていきます。


ベテランのフライフィッシャーでしたら

肌感覚で難なく調整されると思いますが

まだまだのフライフィッシャーの皆様

ご参考になりましたら幸いです。

2020/06/07

ブレイデッドリーダー(3x)キャスティングしてみる

先日投稿しました

ブレイデッドリーダーMO(3x)

実際にキャスティングしてみました。



#14サイズのフックに巻いたホワイトウルフ

このサイズでしたら先端のフライまで

しっかりとコントロールできます。




#12のフックのブラックハンピー

このサイズだとフライの空気抵抗が気になり出して

ラインスピードを上げたくなりますが

それよりも

ナローループになるようにラインをコントロールする方が

キレイにターンします。


今回のリーダーは6ft

ティペットは3xを5ft

フライはスタンダードパターンを

使用しました。



2020/06/06

新品のシルクライン

初めてシルクラインを使うとき

新品のシルクラインは

使用する前にウォーミングアップを行います。



グリスアップとウォーミングアップが済むと

川で使えるコンディションになります。

ここまでで80%ほどの仕上がりとなります。


使い始めのシルクラインは

まだ少し固さが残っていて

ドライフライフィッシングで使うには

浮力の持続時間がまだまだの状態であります。

浮力が落ちてくると(または水切れが悪くなってくると)

その場(河原)でグリスアップをします。



それをこまめに繰り返してください。

走行しているうちに

ラインが水を吸収して浮力が落ちます。

DTラインでしたら反対のテーパーに巻き替えて使ってください。

そして昼の休憩時にはリールからラインを全部引き出して

干してください。

乾燥したらリールに巻き戻してください。

その際にはグリスアップも忘れずに行ってください。



以上の工程を繰り返しながら

シルクラインは100%コンディションに育っていきます。

その時間は1シーズンもあれば十分です。

2020/06/05

ブレイデッドリーダー(3X)




お客様から

「3xティペットで使えるブレイデッドリーダーはありますか?」

とお問い合わせをいただきました。


現在、ヤノシルクラインのブレイデッドリーダーは

SOFTとMOの固さ(張り)の違う種類で

6ft、7ft6inの2つの長さが選択できます。

そしてティペットは

5x(0.8号)を繋ぐことを前提にデザインしておりました。

今回

3x(1.5号)ティペットが使えるデザインで

新しくリーダーを作りました。


画像ではわかり辛いですが

リーダーティップとティペット(3x)をループtoループで接続したところです。


これからのテレストリアルシーズン

大型フライが使えるリーダー

ブレイデッドリーダーMO(3x)

いかがでしょうか?



2020/06/04

樹脂を考える

シルクラインに使っている樹脂は

できるだけ当時のレシピを再現したいと思っております。

しかしながら

当時のレシピ記録が残っていて

その通りにブレンドしているかと言うと

答えはON!


現在のところレシピにはまだ出会っていません。


ヤノシルクラインの製法は

想像するところから始まっています。



こちらの画像は樹脂の塊です。

こんな物から想像が始まっていきます

2020/06/03

ループtoループで接続

ヤノシルクラインのリーダーは

両端にループを作っております。


シルクライン先端にはブレイデッドループを取り付けてますので

ラインとリーダーはループtoループで接続します。

ティペットにもループを作って

ループtoループで接続します。





2020/06/02

黒イモムシ

 
今年は久しぶりに野菜を作ろうと

いろいろと植えてます。


ちゃんと育てるためには

やはり手間がかかります(笑)


水やりはもちろんですが

野菜の成長とともに

いろんな虫もやってきてくれています…


最近は水やりよりも

大根の葉っぱについた黒い芋虫



「葉野菜、黒イモムシ」で検索してみると

その正体は

カブラハバチ(蜂)だそうです。

これから駆除が大変です…( ̄∇ ̄;) 


農家の方は本当にすごいなと

改めて思っております。