2020/06/29

シルクラインの再生5

ここまでの様子はこちらです⬇︎



樹脂を含浸させたラインは

現在硬化(重合)待ちです。


中まで硬化するには

2週間ほどの時間を要します。



今朝玄関で出会った甲虫


体長1㎝ほどのチビクワガタ

もしくはマメクワガタ

特徴が微妙すぎてわからない(笑)

2020/06/28

シルクラインの再生4

前回まではこちら⤵︎


シルクラインを洗浄して

きれいに樹脂を落とした後は

新しく樹脂をコーティングします。


まずは

樹脂を繊維の奥まで含浸させます。



そして

余分な樹脂を落とします。




2020/06/27

樹脂の元

シルクラインは

絹繊維と樹脂によってできている。


樹脂については

できるだけ当時の品質に

近づけたいと考えております。


そのレシピについて当時のデーターを知っているわけではなく

全て想像から作り上げています。



そんな素材の一つが届きました。

自分一人の知識や努力だけでは

どうにもならない物。


協力していただける方がいることに

ただただ感謝しております。

2020/06/26

シルクラインの再生3

前回はこちら⤵︎

どんなシルクラインでも再生は可能ですが

釣りに使うには繊維が劣化していないことが大事です。


釣りで使用した後に十分乾燥させて

丁寧に使われたラインは繊維の強度も十分

樹脂を塗り直して再生ができます。



2020/06/25

シルクライン洗いの工程③

乾いたラインは糊が利いた様にゴワゴワバリバリに(←英語翻訳できるのかな??)



絹繊維一本一本に付いていたセリシンが

熱湯で煮込むと溶け出し

繊維どうしを繋ぐので乾燥後のラインは

硬くなります。


十分に乾燥させたラインの重量を測ります。

精錬後は何割か重量が軽くなっています。

経験ではー10%からー15%くらいが良いと思っています。


絹糸はセリシンを落としすぎると

見た目はきれいになりますが

それとともに引っ張り強度が低下してしまいます。


精錬不足だとしなやかさが出ず

ゴワゴワが残ってしまいます。



2020/06/24

シルクライン洗いの工程②

昨日の工程の続き



大きな鍋に水と洗浄剤を添加して沸騰させて

絹紐を投入します。


煮込んでいくとセリシンが溶け出します。

上の画像は溶け出したセリシンの塊です。

コレを原料に使った化粧品が販売されている様です。


さらさらとした手触りが肌に良さそう(笑)


精錬工程を終えた絹紐です



精錬工程後は十分に乾燥させます。



2020/06/23

シルクライン洗いの工程①

本日は

編み組みの上がった絹紐(シルクライン)の洗い工程

絹糸はフィブロインセリシンというタンパク質から構成されており

精錬(洗い)で汚れとセリシンを洗い流します。



セリシンはある程度残す様にしてます。

セリシンは膠の様な物なので

とりすぎるとシルクラインになった時の

ひっぱり強度が低くなってしまう。


コレは経験から得た持論です。


製錬工程の前に重量を測ります。

2020/06/22

シルクラインの再生2

再生のためには

まず洗浄を行います。


どんな物でもそうなのですが

まずは汚れを落とします。


シルクラインの場合は

絹紐に塗り付けられている樹脂も

一緒に洗い流します。


元々は淡いグリーンでしたが

経年変化により黄色になっています。


繊維の奥まで染み込んだ樹脂の色が

影響しているかもしれません。


2020/06/21

シルクラインの再生1

シルク製フライラインは

樹脂を再度コーティングする事で

新品のように戻ります。


今回のラインは

私が試し振り会やフィールドで使い込んだシルクライン

DT#3.5std(15メートル)です。


コーティングの前に

洗浄を行って樹脂や汚れなどを取り除きます。


2020/06/20

偏光レンズ

釣りをされる方なら良くご存知

水面のギラツキ(光の乱反射)を整えて

水中まで視界を良好にする

目に優しい必需品

釣りをされる方なら良くご存知の

偏光レンズ


今回はスマホ用です。


以前、なんとなく入った百円均一店

スマホ関連コーナーを見ていたらこれを発見


スマートホンのレンズ部分にクリップで挟むタイプ

のスマホレンズ


釣れた魚の撮影に使えるかも?と思い

買ってみました。


そして

先日の釣行で撮ってみたのがコレです


この画像だけみても

あまりわからないと思いますので

偏光レンズ無しの撮影がこちら


二つの画像を見比べると

わかりやすいですね


皆さんもいかがでしょうか

2020/06/19

釣りの途中で

上流に向かってポイントが続く

水面を流したシルクラインをピックアップ

そしてキャスト

幾度となく繰り返していると

ピックアップするシルクラインが

重たく軽快性が落ちてくる。


そんな時はグリスアップのタイミング


ラインテーパーからティップにグリスを塗布する。



またしばらく釣りを楽しむと

一服の時間。



大きな一枚岩があれば

リールからシルクラインを引き出して

ライン乾燥の時間


少し体を休ませ

シルクラインも休ませる。

2020/06/18

使った後のシルクライン

1日の釣りを終えて家路に就く

帰宅後直ぐ道具を片付けます。


使用したシルクラインは

リールから引き出して

乾燥させます。


この日はハンガーにかけるのが

面倒臭かったので

カーペットの上に放紐


次の日

嫁様よりも早起きして

シルクラインを片付ける

嫁様に発見される前に片付ける(笑)



2020/06/17

久しぶりの釣行(その4)

川に入ってる時だけは何も考えず穏やかです。



さて釣行記もそろそろ山場


午前中の満足感から次なる大物を釣りたいと欲を出し


ライズを求めて大きなプールへ移動


期待は高なります。



イブニングタイムまでまだしばらく時間があったので


目星をつけたプールの下流部も少し釣ってみることに



ポツポツとライズが見えますが


小さい魚はオイカワなのか、それともカワムツ?


フライを投げてみましたが、針掛かりしない位の小物です(汗



その後もしばらく待ってみましたが


大物のライズはない



ゴールデンタイムも近くなり本命ポイントへ向かう。


ポイントまでの小さな瀬を叩きながら上がって行くと


なんてことのない流れだしでドリフトするフライの下を


ギラッと反転する魚が見えた。



薄明かりの下でサイズが分からなかったが


もう一度丁寧に流してみようと思い


フライからティペットそしてリーダーまで


フロータントを丁寧に塗付け準備を整える。



ポジションを取り直してギラットポイントにフライをキャスト!



ピシャ!小さくライズした魚はしっかりとフライを咥えた!


反転した魚はフッキングの違和感を感じ走り出した!


竿を大きく曲げ、瀬の中を走り回り


下流へ降ろうとするところを


強引に上流に方向を変えて


ネットイン!





素晴らしいプロポーションの山女